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2018年11月18日 (日)

「絵本とわたしの物語展」(S)

「絵本とわたしの物語展」

今回は奈良までおでかけして、メルヘンな展示会におじゃましました。この展示が東京・埼玉以外で開催されるのは奈良だけです。奈良におでかけの方は覗いてみてはいかがでしょう?

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絵本は子どもだけのものではありません。私も最近、昔読んだ絵本を読み返したり、新たに出ている絵本や手作りの絵本などの色々な絵本に触れているのですが、子どもが楽しんだり学ぶだけではなく、大人が思い出さなければならない大事な気持ちや真実がいっぱい詰まっていると感じています。みなさんも絵本を読んで自分の心と行動をみつめて、子どもたちにもたくさんのことを伝えてあげてください。

展示会場は三章に分かれていました。

第一章「あなたの知らない絵本の世界」
 まず会場に入ると『オズボーン・コレクション』が展示されていました。『オズボーン・コレクション』は16世紀から20世紀に出版された児童書のコレクションだそうです。その貴重な復刻版などが展示されていました。
「世界絵図」はチェコのの教育学者コメニウスが子ども向けの教科書として作成しました。展示されていたのは1835年に発刊された復刻版でしたが、ラテン語の初版本は1658年に発刊されており、世界初の絵本と言われています。
ヨーロッパで絵本の原型となったのは17〜18世紀にかけてイギリスで大量生産された「チャップ・ブック」です。これが現在の絵本の原型にもなっています。民話や歴史などが収められた「チャップ・ブック」は印刷技術を使って安価で大量に作られたため、広く多くの子どもたちの手に渡りました。展示されていたものは1890年代にほるぷ出版が複製した作品で、内容や装丁、色合いに至るまで再現されています。
日本では12世紀に興隆した源氏物語絵巻や鳥獣人物戯画などの絵巻物が絵本のルーツになっています。
 その向かい側に展示されていたのは『仕掛け絵本』です。こちらは最近の作品が多く書店で見かけたことのある絵本もありました。「オセアニア号、海へ!」「国際サーカス」。「ベルサイユの庭園」は覗き込めるようになっており、「サファリ」は自分でめくってその仕掛けを体験し読めるようになっていました。不思議の国のアリス・人魚姫の仕掛け絵本は映像で解説されていて、作成者であるロバート・サウダさんが仕掛け絵本の第一人者として紹介されていました。
 いろいろな『3びきのコブタ』あなたの知らない『赤ずきん』のコーナーにはそれぞれ十数冊の絵本が置いてあり、すべて読むことができました。ほぼ同じ内容のものもありましたが、全然知っているものと違う『3びきのコブタ』の話には驚きました。時間があればこちらの作品はぜひ読んでみてほしいです。
 『世界の絵本』のコーナーには世界各国の絵本が展示されています。絵本大国であるスロヴァキアや絵本のアカデミー賞と呼ばれるブラティスラヴァで近年毎年受賞を果たしている韓国など興味深い作品が並んでいます。
 『大きな絵本 小さな絵本』のコーナーではタイトルのどおり「世界一大きな絵本Ⅰ・Ⅱ」の2冊とレンズを通してみても読めないくらい小さなマイクロブック「四季の草花」という作品が展示されています。
 『ブライアン・ワイルドスミス挿絵本・原画』コーナーにではイギリスの絵本画家ワイルドスミスさん絵の「雪国の王子様」「さくらの木」「お月さまと王女」「青い海と少年」の4冊を読むことができ、その原画が数点ずつ展示されていました。広い世界を感じることができる絵画です。
 その他テーマごとの絵本がズラリと並びます。「アート」としての絵本、大人こそ「絵本」を、「ナンセンス」、「高齢者にも絵本を」。「赤ちゃん絵本」は0〜2歳の子どもを対象とする絵本の総称です。生活で目にする食べ物・動物、言葉の響きやリズムのおもしろさを楽しむもの、あそびやしつけの要素を取り入れたものなどが展示されています。「バリアフリー絵本」は点字の絵本は知っていましたが、今では種類がたくさんあるようで、手で触って素材や形を楽しむ絵本や手話のイラストが書かれたもの、ピクトグラムなど見たこともない仕様の絵本がありました。“デイジー”という電子書籍は声音を聞きながら字幕を読んで絵を見れます。どんな人でも読めるように絵本も進化しています。
 『ミリオンセラーに見る絵本の歴史』には絶対にみなさんが一度は読んだことのある絵本が並んでいます。手に取るとそれを読んだときの気持ちがよみがえるようです。童心に還って一心にページをめくってしまいました。
第二章「よみがえる私の物語」
年代ごとに生活空間を再現していて、その年代にどんなものがあったのか、その時に刊行された絵本など、時代背景とともに変遷を知ることができました。自分の子ども時代は確かにこんな部屋だったと懐かしい思い出がよみがえります。大人の楽しめる展覧会になっています。
第三章「体験・参加コーナー」〜物語の主人公はわたし〜
 『バーチャル体験コーナー』では「花咲かじいさん」になって手を振り、モニター画面の枯れ木にたっくさんの花を咲かせたり、「おやゆび姫」で姫や王子になって踊れます。その他にも撮影スポットがあるのでポーズをとっておもしろい写真をパシャリ!

『撮影スポット』Th_img_4124 ポストの中には…Th_img_4125不思議の国のアリスの世界が!

うわ〜!トランプにおそわれる〜!Th_img_4127

カーテンを開けたらカギ穴があったよ!Th_img_4131

うわっ!紅茶がこぼれてくる!
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 『キャラクターフレーム』Th_img_4133

 『赤ずきんちゃんパネル』Th_img_4134

Th_img_41231とっても広々とした会場でした。子ども連れの方も多く、お母さんが絵本の読み聞かせをしていたり、お父さんとバーチャル体験で花を咲かせまくったり!おばあちゃんたちが孫にこの絵本薦めてみようかと語り合っていたりと微笑ましい光景が広がっていました。読める絵本もたくさんあるのでいつまででも楽しめます。奈良におでかけの方は立ち寄ってみてはいかがでしょう。

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日時:開催中〜11/18(日) 10時〜20時
詳細:こちら

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