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2021年12月13日 (月)

「DREAMS 子供のころ見た世界 鹿島孝一郎 2冊のえほん原画展」(S)

「DREAMS 子供のころ見た世界 鹿島孝一郎 2冊のえほん原画展」
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とってもとっても素敵なえほんの原画展に行ってきました。日本語版は出版されていないのですが、スペインで2冊の絵本を出版され、今回日本でその原画展が開催されています。絵本のタイトルは"La historia del arca de Noé tal como me la han contado a mí"「ボクがしってるノアの方舟のおはなし」と"Tea y Camaleón son hermanos" 「ティーとカメレオンはきょうだい」です。
ノアの方舟の舞台はお風呂で、ノアさんの乗る船はトイレの形という、とてもユニークな作品です。世界が終わるような大洪水がとても身近なお風呂で繰り広げられる様子に、とっても楽しい気持ちになりました。子供の頃の想像の世界がこの絵本の中に詰まっています。この本を読んだら子どもたちはお風呂が大好きになって、毎日冒険気分を堪能できるんじゃないかなぁと思いました。
ティーとカメレオンのきょうだいの絵本は、お姉さんのティーが弟のカメレオンに色々と教えてあげるという、ほのぼのとしたストーリーが3つ描かれています。こちらの作品はアニメーション化されたものが会場でも流れていますので、皆さんもぜひ見てください。
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「ティーとカメレオンはきょうだい」のアニメーション
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実際に使っている机
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上写真のテレビと机はDIYで作ったそうです。鹿島さんは絵だけでなく色々な才能に満ち溢れた方のようです。机の上には色鉛筆によるスケッチが!!普通は見られない貴重なものです。在廊中の鹿島さんが写真に写っているもの以外にも絵本完成までの制作過程で描いたたくさんのスケッチなどをお話と共に見せてくれました。原画は透明水彩です。
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執務机も撮影スポット!普段使っている本物が会場にあります。実際に座らせてもらって、作家気分を味わえます。本人の椅子に座って原画を眺めるなんて、とても贅沢な体験でした。絵画に囲まれた空間は最高です。ティーとカメレオンの人形は、これまた鹿島さんお手製のもの!多才ですねぇ。本当に凄すぎます!!※ちなみに会場に机を持ち込んだため、机がなくて家での作業が大変らしいです(笑
「ティーとカメレオンは兄妹」
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「おおきな紅茶ぐも」
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紅茶ぐもに乗る方法をティーがカメレオンに教える話
「絵本アニメ化プロジェクト」
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絵本の中では描かれなかったシーンもあります。現在も改良が続けられ、2話目も作成中のようです。絵本を動かすにはパーツを沢山作らなくてはならないそうです。机の上の絵もその為に描かれたもののようです。
「オバケなんていないよ」
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釣りについて教えにもらいに行ったらカメレオンが風邪をひいてしまい、風邪オバケをお姉さんのティーがやっつけちゃうお話
「ティーとカメレオンのミニチュア作品」
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こちらも手作り作品!細かいところまで作り込まれています。ティーの机は鹿島さんものに似ていますね。
「コンサート」
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会場までの道のりとコンサートのお話
 
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原画と絵本とA3サイズのポスターが販売されています。絵本はスペイン語ですが、お話を知っていれば十二分に楽しめます。絵本には鹿島さんがイラストとサインを描いてくれるそうです。自分だけの一冊が欲しい方はこの機会にぜひ!
優しい色合いでほっとする作品展でした。鹿島さんの人柄もあって、素晴らしいひと時を過ごせました。
 
日時:開催中〜12/18(土) 11〜20時
会場:kara-S 地下鉄「四条」駅2番出口 四条烏丸西直結
詳細:こちら
 
鹿島 孝一郎

2021年12月12日 (日)

「切り絵3人展 栞-Shiori-」(S)

「切り絵3人展 栞-Shiori-」
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四条通りを八坂神社の方に歩いて行くと、祇園の街に合う素敵な切り絵の看板がありました。今回はその作品に誘われて2階のギャラリーにおじゃましました。
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入ってすぐ左には切り絵作家Shimaさんの京都にぴったりな立体作品が!切り絵ってこんな風にも表現できるんだと息をのみました。いつまでも見てたくなる程、繊細で美しい造形作品でした。
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上2作品は裏から光が当てられていてとても鮮やかな色に、思わず目の惹かれる華やかな作品です。今までの切り絵のイメージとは全然違うインパクトがあり、時代の流れを感じますね。
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来年の干支、トラをモチーフにした作品たち。一年ももう終わりなんですねぇ。私も年賀状を書かなくては!
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「祭」
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「ミニ原画」
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「ア・ラ・モード」
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「幸福の下拵え」
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「マイ・ベスト」
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この作品は本当に凄かったです。募集した119のモチーフが全て入った作品です。皆さんは全てのモチーフを見つけることができるでしょうか?ぜひ会場で探してみてください!
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原画もグッズも素晴らしいものがたくさん!見たら絶対欲しくなります。
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向かい側にはMISAさんの作品が展示されていました。和紙や紙にこだわり、自分で染色したものを使うなど、強い意志を感じました。MISAさんにとって切り絵は「絵画」。切り絵を重ねることで、奥行きのある深い味合いのある作品が生まれています。
「水の華」
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「光の中へ」「深い森」
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「彩華」
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「花飾り」
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「流遊」
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飾られてはいなかったけどポストカードには猫の描かれた作品も!ペンギンやきのこのミニ原画や缶バッジも可愛かったです。
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ゆめまろさんの作品は色がほとんど使われておらず、静かで美しい白と黒の世界が広がっていました。神々しく、正然としていて、見ていると心が洗われていくような感覚がしました。
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「旅の思い出に」
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「舞う」「聖夜の集い」
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「マーメイドブルー」「Hiroshima 2020」
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「エーデルワイス」「天使ちゃん」
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「ミニ額」
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「L版サイズ額」
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「ポストカード」
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クリスマスにピッタリな原画作品が多数ありました。ポストカードには色が使われていて、原画とはまた違った雰囲気も楽しめます。
 
写真ではせっかくの原画が二重に写ってしまってあまり良さをお伝えできていないので、どうか会場に足を運んで実物をご覧になってください。
 
日時:開催中〜12/12(日) 12〜19時 最終日は17時まで
会場:ギャラリー祇園小舎 京阪「祇園四条」駅⑦号出口より八坂神社方面へ徒歩2分(ちりめん服祇園2階)

2021年11月 3日 (水)

「KAOOO展」(S)

「KAOOO展」
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京都にこんなお店があるなんて知らなかった!大阪あべのハルカス美術館で開催中の「tupera tuperaのかおてん.」に行きたいと思いながらもなかなか行くことができず、会期が終わってしまう…と諦めムードに入っていたら、京都でも「KAOOO展」をやっていると耳にして、やって来ました!会場を調べてから行ったけど、いや本当に"かお"だな!!正面に立つとその存在感がすごいです!!画像で見ていた何倍も迫力があって、これは絶対実物を見るべきです!今回開催されているのは tupera tuperaさんのKAOOO展!!この展覧会はもうこの会場で開催するしかない!と言うほど、お互いがピッタリとはまっていて興奮しました!ワークブック「かお PLAY!」の原画が展示され、ミニ体験コーナーでは実際のワークブックに自由におえかきしたり、シールを貼ったりしてもOKです。グッズや絵本、新作の顔をテーマにした作品も展示販売されています。こどもたちやtupera tuperaさんのファンにはたまらない、必見の展覧会です。お子さんのいる方はぜひ遊びに行ってみてください。
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ドアに貼られたヒゲとクチ!中で位置を合わせて表からパシャリ!撮影スポットです。こどもたちがやるととっても可愛く撮れそうです。兄妹とかにぜひ撮ってもらいたいですね。
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あべのハルカス美術館に行くお時間のある方は「tupera tuperaのかおてん.」もぜひ見に行って見てください。私も時間が合えば行きたいと思います!
 
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可愛いサイズの作品で、とっても人気です。購入済みの作品が多く、もう残り数点みたいです。絶妙な組み合わせで、色々な表情をした顔がこちらを見ていますよ。
 
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ちょっと大きい顔が4つ。机やたんす、冷蔵庫などに組み合わせて飾ってもらうと、家具たちが今にも動き出しそうです。さらに自分で手や足をプラスしてみたら、まさに命が宿りそうですね。
 
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ワークブックの原画です。残念ながらこちらは出版社所蔵のものとなっていますのでご購入いただけません。だからこそこの機会にぜひ、じっくり見てください。
 
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グッズ・絵本の販売コーナー。こことあべのハルカス美術館でしか購入できないものもあるそうです。
 
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これまでのtupera tuperaさんの作品のかおノートが置かれた、かおの机。自由に遊んでいいそうです。
 
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実は会場の色々なところに隠れている"かお"。みなさんも見つけてみてください。
 
ギャラリーの隣にはショップがあります。そのショップの中も個性あふれる作品がいっぱいです。自分だけの宝物が見つかるかもしれません。こちらのお店は6年前にオープンされたそうなのですが、こんなにインパクトがあるのにまだ多くの人に知られていないそうです。素敵なお店なので皆さんもぜひ行ってみてください。
 
11/3(水)にはtupera tuperaのお二人が交代で在廊されます。売り切れていたサイン本も、ご本人にサインしていただくみたいです。お時間が合う方はこの日にぜひ行ってみてください。
 
日時:開催中〜11/7(月)11〜18時

2021年11月 1日 (月)

「Chum Chum Cafe ヨシダユキミ×カモノシマ」(S)

「Chum Chum Cafe ヨシダユキミ×カモノシマ」
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初めての会場に行ってきました。会場はほっとする落ちついたカフェ。今回の展示会のテーマにまさにピッタリの場所でした。2人の作家が生み出したキャラクターが森の中ではじめた小さなカフェの様子をみなさんも覗きに行ってみてください。お店のメニューも本当に素敵なので、まるで絵画の中のカフェに入り込んだかのような幸せな時間が過ごせること間違いなしです!二人の絵画にはそれぞれ同じキャラクターが描かれていて、見比べると面白いですよ。
作家の方は在廊していらっしゃいませんでしたが、店主の方が色々お話を聞かせてくださり、お店の中の絵画も快く見歩かせていただきました。店主は会場を無料で作家さんに貸していて、絵画が購買された時のみ代金が発生するそうです。ギャラリーで個展をするのが初めてのような方が負担なく開催できるようにと、純粋に応援してくれます。カフェのお客様に楽しんでいただき、絵画を連れて帰ってよかったと思ってもらえることが大切だとも語ってくれました。そんな想いを持っている作家さんはぜひ一度このカフェに行ってみてください。
「Menu」
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二人の合作という珍しい作品です。違和感なく見事にマッチしていて、本当に合作?と思ってしまうほど。作家のお二人は本当に仲がいいんだろうなと思いました。
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「Chum Curry」
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このカレーかわいい上に美味しそうです。いつまででも見てたくなる作品です。
「秋のイチジクパフェ」
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パフェの中にカモが隠れてる!
「まるごとかぼちゃスープ」
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かぼちゃの中のスープ、温かそうで飲みたくなってしまいます。
「お掃除!お掃除!」
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オープン前のお掃除かな?
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「きのみのパンケーキ」
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美味しそうなケーキを見ていたら私も食べたくなってきた。「すいませーん、ケーキください。」
「金木犀の紅茶」
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金木犀の紅茶ってどんな味なんだろう?気になる。。。
「プリン・アラ・モード」
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またまたカモさんが!溶け込んでいますねぇ。
「準備中…」
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今回の作品の中で私はこの作品が一番好きです。個展もカフェも準備が大事。温かみがあって優しい雰囲気が素敵です。
「おいしくめしあがれ」
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二人の作家さんの作品です。左右を見比べると色んな発見があるかもしれません。キャラクターやお料理を見ているだけで幸せな気分になってきます。
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非売品ですがキャラクターの手作り人形がありました!めちゃくちゃ可愛いです。
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ポストカードも販売中!
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ワンオーダーなのでケーキセットを頼みました!絵画を見ていたら、やっぱりケーキと紅茶しかないと思っちゃいました!ふわふわしっとりのチョコケーキにとっても香りの良いアイスティーをいただきました。おいしかったです。
 
日時:開催中〜11/1(月)11〜20時 最終日は18時まで

2021年9月20日 (月)

「野間五月ーホバリング2021ー」(S)

「野間五月ーホバリング2021ー」
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個展の案内をいただいたので久しぶりに行ってきました!毎年アートステージ567さんで開催されている個展に通っていたのですが、昨年はコロナのため外出を控えていたので、今回2年ぶりにおじゃましました!
毎回テーマとなるカラーや世界が違い、作風の幅がとても広い作家さんです。その魅力に見れば見るほどハマってしまいます。
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「ピンク ガネーシャ」「ブルー ガネーシャ」階段の壁にいるのは「まねき猫」
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「フクロウ」「カメレオン」「ネコ」→写ってはいませんが右側の壁には「サル」もいます
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1階から2階に上がる階段にはインドっぽさを感じる作品が。象の顔をした神様ガネーシャや動物たちがこちらを観察しているかのようです。今年のカラーは黒が多いような気がします。暗闇のような不気味な黒ではなく、強さや意志を感じる信念のある黒です。それぞれに描かれている動物の目を見ていると、何かを問われているような気分になります。絵画を通して自分を見つめ直してみるのもいいかもしれません。
 
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「大宙槽」
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正面の壁には宇宙が広がっています。こちらも黒が使われているのですが、青や光が入ることであたたかさや優しさが感じられます。不思議なモチーフを見ているうちに、自分も宇宙浮遊しているような気持ちになり、どこかに飛んでいってみたくなりました。
 
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「in the room」
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「極月の虹」
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左手の壁を見ると異国の雰囲気が漂う作品が。絵画を見ているだけでちょっとした旅行気分です。額縁の中に小さな額縁が沢山描かれた作品は、見えない部分を上下左右をついつい覗き込んでしまいます。野間さんにお聞きしたところ、上下は額に隠れている部分が結構あるとのことなので、これが見れるのは購入した方だけの特権かもしれませんね。
「昨日の夢」「リンゴの樹」
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こちらの2作品は額が先にあって、そこからイメージして描かれた珍しい作品です。まず絵を描いてから額を誂えるのが野間さん流。特注ではなく自分で自作されることも多いと聞きました。絵だけではなく、額にも注目して作品を見てみてください。
「カエル」
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中庭にいるカエルさんも野間さんの作品です。とっても自然にその場所にマッチしていて、思わず見惚れてしまいます。カエル好きにはたまらない作品です。
 
ここから先の作品は過去の展覧会で展示したものです。いつもは新作だけなのですが、今回は前の作品を持ってきてくださいました。年度ごとの作品の違いにも注目してお楽しみください。私は前に見た時に持ち合わせが無くて購入出来なかった作品を今回手にできて大満足です!みなさんも欲しかった作品が見つかるかもしれませんよ?
 
「ダイアナと太陽の子供」
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「集配時間」「世間話」「終業時間」
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「パーカッション(サイ・ニワトリ)」
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「コントラバス(フサオマキザル)」
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「ヴィオラ(ヒョウ)」
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「コンサートマスター(ライオン)」
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「マリンバ(キリン)」
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「チューバ(牛)」
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「トロンボーン(テングザル)」
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「バスクラリネット(豚)」
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「フルート(鹿)」
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オーケストラ。音楽をしている人にはたまらない作品です。たぶん既に幾つかはお迎えされてしまっているのでしょうが、自分が演奏している楽器があれば思わず手に取ってしまいたくなること間違いなしの作品です。
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「丘の上」
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「梯子」
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「止まり木」
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空を描いたこのシリーズは、私が一番好きな絵画たちです。カエルやネコやペンギンがキャンバスに描かれた空と雲の上を自由に動き、正面だけでなく上下左右のどこからも楽しめる作品になっています。思ってもみない所に動物たちがいたりして驚きと感動があふれています。
 
写真に写っていない作品もありますのでお時間がある方はぜひ本展を見に行ってみてください。作家の方が在廊されているので色んなお話も聞けると思います。みなさんも楽しいひと時をお過ごしください。
 
日時:開催中〜9/20(月・祝) 11〜18時半 最終日は18時まで
会場:アートステージ567 地下鉄「丸田町」駅 ⑦番出口から徒歩3分
詳細:こちら

2021年6月 4日 (金)

「蓋棺-Two-sided Tragedy-」(S)

「蓋棺」-Two-sided Tragedy-
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 なかなか緊急事態宣言が解けず外出を自粛する日々、皆さんはいかがお過ごしでしょうか?私は本当に久しぶりに四条烏丸まで足を伸ばしました。今回はkara-Sにおじゃましました。気の鬱ぐことが多くなりがちなこの頃、「死」というテーマは重く感じてしまいますが、光と闇・表と裏の両面が描かれた作品にはどこか希望が見え隠れしています。どきどきする興味深い5人の作品に浸ってみてはいかがでしょう。
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来夏
「死への服従 Obedience to Death」
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「生への執着 Obsession with Life」
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「絶対的 absolute」
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「死の呪縛 Death curse」
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「生の呪縛 Raw curse」
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鬼屋敷
「危機的爛漫 Crisis Beauty」
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「バスタブ Bathtub」
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「Sweet Heart」
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「薔薇色の死 Rose Colored Death」
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徹田
「渡橋 cross a bridge」
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「山水瀬 River of Misdemeanors」
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「江深淵 River of Felons」
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「曖昧な存在 ambiguous existence」
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道雲 みるく餅
「価値観 Values about it」
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「あなたへ Dear you.」
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「ない、ない。 I have nothing,nothing at all.」
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「共依存? co-dependence?」
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京都精華大学キャラクターデザインコースの5人の作品に描かれたキャラクターはそこに生きているようで、死んでいるような、神秘的なようで生々しい、どこか壊れていてアンバランスです。「死」がテーマですが、「生」について今一度考えさせられるようなステキな展覧会です。
 
皆さんはご承知されているとは思いますが、駅などは時間帯によっては平日でもとても混雑します。6月になってお出掛けになる人がさらに増えているように感じます。週末に会場に行かれる方は自分と周りのためにも行動にお気をつけてください。対策の一つとしては、人の少なそうな駅で電車を乗り降りし、会場までは外を歩くというのも有効かと思います。運動不足の解消もできて一石二鳥ですよ!
 

作家

鬼屋敷:Twitter
   Instagram

徹田:Twitter

道雲 みるく餅:Twitter

来夏:Twitter

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日時:開催中〜6/6(日) 11〜19時 最終日は16時まで
会場:kara-S
詳細:こちら

2021年3月11日 (木)

「槇田周造 ミニチュア&ドールハウス展」(S)

「槇田周造 ミニチュア&ドールハウス展」
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えほん屋きんだあらんどにある、きんだあぎゃらりいで開催中の「槇田周造 ミニチュア&ドールハウス展」に行ってきました。
会場を入ってすぐのところには「きんだあハウス」が展示されています。こちらは以前に作られた「イタリアンハウス〜イタリアの旧市街の古い住宅〜」という作品に手を加えて、新たに「きんだあハウス」として蘇えらせたそうです。壁面にはきんだあおうじが描かれ、造りも会場の建物とどこか似ている感じがします。
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ミニチュア
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会場にはたくさんのミニチュア作品も展示されています。こちらは購入可能なので自分だけの作品を作ったり、そのままお家に飾るのもいいですね。
 
パンとケーキの店〜街角のパンとケーキ屋さん〜
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こちらは奥様の初めて作った作品だそうです。とても初めてとは思えないほど細やかに、おいしそうに作られています。通りかかったら入店して、買い過ぎてしまいそうです。
 
チョコレート店〜パリの老舗のチョコレート店〜MONTMON
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チョコレートなどの棚に並んだ商品は奥様が担当された共同作品で、老舗の気品がありながらも可愛らしい作品です。
 
古本屋〜古書に囲まれる至福〜
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歴史のありそうな本屋さん、その開いた扉から見えるお店の中に、吸い込まれてしまいそうです。奥には店主のスペースもあって、お店の造りが素晴らしいです。本好きには堪らない作品かもしれません。
 
海底2万マイル〜モネ船長の部屋と実験室〜
想像力の必要な物語の世界を細部まで、とても見事に作り込まれています。お酒が置いてあって、窓から海も見えるリラックス出来そうな自室と、よく分からないものまで置かれている不気味な実験室が、隣同士になっているのがなかなかシュールな気がします。実験室の解剖中の魚をついまじまじと見てしまいました。スーツまで展示されていて、本や映画のファンの方の興味を唆る作品となっています。
 
学校の美術室〜懐かしい校舎の美術室〜
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学校の美術室…私はどんなんだったか思い出せませんが、この作品を見ているとどこか懐かしく感じます。壁に貼られたこどもたちの絵画、床の絵の具、机の上のパステル・色鉛筆・絵の具。思わずアップで撮りたくなるほど精巧な作りに、脱帽です。
 
カフカの変身〜ザムザの部屋〜
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絶妙な薄汚さがここの住人の気配を濃密に感じさせます。寂しさや暗さ、悲しみの中に真面目さや家族への愛が窺え、そのアンバランスさが魅力的な哀愁漂う作品です。
 
フランケンシュタインの実験室〜フランケンシュタインの復讐〜
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これは大作です!未知の機械がスゴイ精度で作られています!全てのものに拘りを持って作られていて、見ているだけでは分からないところまで作り込まれています。不気味でありながらも、神秘的な作品です。これは絶対、実物を見て欲しい作品です。
 
バラガン邸〜メキシコ建築家ルイス・バラガン〜
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探偵事務所〜チャイナタウンの探偵事務所〜
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ちょっと馴染みのない探偵事務所。意外と気になったのはドアの造りとエレベーターです。この廊下の暗い感じがひっそりとした雰囲気を際立てています。
 
江戸の長屋〜江戸の庶民の生活〜
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和菓子屋〜古い昔ながらの和菓子屋さん〜
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駄菓子屋さん〜昭和30年代の駄菓子屋〜
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知らないものや懐かしいものがいっぱいです。大人の方が楽しめるかもしれません。でもこどもたちが知っているものやキャラクターもいるのでよく見てみてね。
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となりのトトロ〜草壁家洋館・父さんの仕事部屋〜スタジオジブリ作品
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ジブリの世界が今ココに!家の全体はもちろん、家の中もぜひ覗いてみてください。仕事場には本がいっぱい。二階の中は上手く写すことが出来なかったのですが、窓の近くや部屋の隅といった暗い所にまっくろくろすけ(すすわたり)がいますよ!見つけてみてね。お家の裏に周ってみると、そこにもまっくろくろすけが!!これから引っ越しするのかもしれませんね。
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槇田さんが全日在廊予定です。ワークショップも全日行われています。興味のある方は参加してみてください。
沢山のドールハウスを見れる貴重な機会です。みなさんが思っているよりも本格的でアニマックな世界が広がっています。ぜひ見に行ってみてください。
 
日時:開催中〜3/21(日) 13〜17時
休館日:水曜日・祝日
詳細:こちら
 
ワークショップ
ミニチュアの壁立て型ドールハウス
 
時間:15時〜
料金:2500円
定員:1・2組 要予約
対象年齢:5歳位以上

「Sun light」 Kayo Matsuda exhibition(S)

「Sun light」Kayo Matsuda exhibition
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メリーゴーランド KYOTO にあるギャラリーでマツダカヨさんの個展が開催されていました。やさしい春風を感じさせる絵画に誘われて、私は思わずその扉をくぐりました。吸い寄せられるかのように入ったギャラリーには、とても静かで心温まる空間が広がっていました。絵画をひとつひとつ見ていくと、素朴な感じがするのに、クスッと笑みがこぼれるような瞬間がとらえられていて、楽しい時間を過ごすことができました。マツダさんの絵画には包みこまれるような暖かく優しい雰囲気があり、コロナなどで疲れた心を癒してくれます。
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手ぬぐいやポストカード、絵画の中に描かれている鳥とそっくりの鳥の置物などもあります。
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会場はビルの5階です。多分エレベーターが無かったと思いますので、運動も兼ねて上までのぼってくださいね。
 
日時:開催中〜3/17(水) 10〜18時 最終日は17時まで
休館日:木曜日
会場:メリーゴーランド KYOTO 阪急「四条河原町」駅より徒歩約5分
詳細:こちら

2021年3月10日 (水)

「ほぼ日のおやつ展。とtupera tupera おやおやおやつなにしてる?原画展」(S)

「ほぼ日のおやつ展。とtupera tupera おやおやおやつなにしてる?原画展」Th_img_1200
tupera tuperaさんの原画展に行ってきました。伺うのが会期ギリギリになってしまい、このブログを書いている当日が最終日なのでご興味がある方はお急ぎください。
「おかし」と「ことば」のひびきが面白い、とっても素敵な絵本の原画展です。絵本の見本も置いてあり、自由に見ることができました。絵本のタイトルからもわかるように、語呂が良く、音の響きが好きなこどもたちが興味を覚えること間違いなしです!ぜひお子さんに楽しく読み聞かせほしい一冊です。
絵本も本当に素敵なのですが、やっぱり原画はひと味違います!切り貼りして作られた原画は今にも飛び出してきそうで、おかしたちがいきいきと動き回っています。みんなが笑って元気になれる展覧会に行ってみてはいかがでしょうか。
おやつ展も同時開催されていて、おいしそうなおやつが会場で皆さんを待っています。みんなを笑顔にするおやつを家族へのおみやげにしてみてください。
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よく見て!天井にもおやつたちが!!
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日時:開催中〜3/10(水) 10〜19時
詳細:こちら

2020年12月 5日 (土)

「ブラチスラバ世界絵本原画展 こんにちは!チェコとスロバキアの新しい絵本」(S)

「ブラチスラバ世界絵本原画展 こんにちは!チェコとスロバキアの新しい絵本」
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今回は奈良県立美術館で開催中のブラチスラバ世界絵本原画展に行ってきました!ブラチスラバ世界絵本原画展を見に行ったのは今回で2回目!前回行った時には世界各国の絵本がズラリと並び、たくさんの国と世界を旅することが出来ました。今回はタイトルにもあるようにチェコとスロバキア、そして日本の絵本が中心に展示されていて、お互いの国の世界をより深く知れるような展覧会になっていました。古典的なものからグラフィック的なものまで幅広い絵が展示され、時代の流れを感じたり、思っていたよりも共感できる絵本が多いことには驚きと嬉しさを感じました。他の多数の国の絵本は色づかいやタッチ、繊細さや大胆さなどそれぞれの絵に強烈な個性があり、それでいてお話は自然に入ってくるという不思議な感覚も味わえました。日本の絵本が展示されている場所にくると、やっぱりなんだかほっとしました。くすっと笑えたり、ほほえましかったり、今回の絵本は特に心やすらぐ作品が多かった気がします。最後の立体作品や日本語とスロバキア語の読み語り映像も必見です。
 
本来ならこの展覧会では作品の絵本を手に取って見れるはずなのですが、残念ながらコロナの感染予防のため見ることができません。本当に心からコロナの収束を願うばかりです。現在感染者・重症者共に増加傾向にあります。医療崩壊も始まっていると言って過言ではなくなってきています。医療従事者の方々への感謝を忘れず、これ以上の負担をかけないことを心がけたいです。美術館も細心の注意をはらってくださっているので、私たちも適切な観覧で楽しみましょう。
奈良は京都とくらべるとだいぶ人がまばらです。コロナが気になってなかなか出掛けられていない人にもお勧めの展覧会かと思います。世界の絵本に触れられる貴重な展覧会ですので、お時間のある方はぜひ行ってみてください。
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日時:開催中〜12/13(日)9時〜17時 入館は16時半まで
休館日:月曜日
料金:一般800円 大学・高校生600円 中・小学生400円
会場:奈良県立美術館 「近鉄奈良」駅1番出口から徒歩5分
詳細:こちら

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